兵庫県新温泉町

2017年05月30日


兵庫100山に戻る

兵庫100山』   雨降りの後だったので充分な水量を期待したが、残念でした。
観音山
今日の予定の山では一番簡単に登れる山だったのであるが、一番難儀する山となってしまった。
海岸線に聳える低山なので、展望だけが命だと思うが、年々樹木の生長で展望が悪くなっている。地元の登山クラブの方は申し訳ないですが、草刈り、伐採に立ち上がって下さい。
本日、4つ目の山は中止する
兵庫県の最北部の山を4つ片付けるべく来たのであるが、アクシデントが多く予定通りに消化出来なかったので、観音山を終えた時には15時を廻ってしまった。4つ目に予定していた久斗山は往復3時間もあれば充分終えることが出来ると思うが、今日は体力電池の消耗で3時間で往復出来ないかも知れない。18時まではまだ明るいであろうが、それを過ぎて暗くなると・・・ 色々と心配事が出て来るので、泣く泣く4つ目の山は見送りとした。又、兵庫県最北に来る必要が出来てしまった。
〔002〕観音山 (245m)
新温泉町には兵庫100山が三つあり、自宅から最も遠い所にある兵庫100山なので、登るからには三つを一日で片付けておきたい。これは交通費節約の為に誰しもが考えることであり、今日、三成山で会った明石から来られたハイカーも順番は違うが同じことをしていた。
かんのんさん
Road Map :R178を浜坂から岸田川の右岸道路に入り、浜坂温泉保養荘に向かう。
Route Map:保養荘手前の公園の駐車場に車を停めて、河口からの登山道で登り、参道で下山する。
周回時間:2時間05分(登りで道間違いあり、遊歩道歩き時間含む)
登り:1時間13分(道間違い時間含む)
下り:33分(参道にて相応峰寺まで)
遊歩道:16分(駐車場への戻り時間)
過去に西尾根の登山道から河口へ下ったことがあるので、今回は西尾根
から登ろうと思う。海岸線(実は岸田川の河口)を登山口へ歩いて行く。
岸田川の河口にある浜坂白馬公園の広い無料駐車場に車を停める。
後ろの綺麗な橋は遊歩道であり車では通れない。薄曇りの天気となって来たが、気温の上昇を抑えてくれると思うので有り難い。13時丁度に駐車場を出発する。
飛び出た岩礁に阻まれて先へ行けなくなってしまった。満潮だから行けないのか? 岩礁をへつるとしてもグリップ出来る所が少な過ぎる。
さて、どうすべいか、引き返そうか?
実はこの時点で登山口を見逃して通り過ぎていた。
踏み跡らしいのは付いているが、略垂直に近い土の壁である。ある程度登ってから諦めて引き返そうと振り返ると、足元が見えない程の壁で土斜面なのでステップがない。ここからの下りは滑落する恐れ大なので、登り続けることにした。
右手斜面を見上げると登山道らしい踏み跡が付いていた。薄い記憶に近かったので、これが登山口と思い込んでし
まった。
ステップが無いので滑り落ちない様にススキを束にまとめ腕の力で登って行く。その内、イバラ地獄帯に入ってしまい、右腕には10ヶ所以上、左手には出血する傷、太ももズボンの上から一杯刺されてしまった。
立っているのだけでも精一杯の斜面から写真を撮るのは命懸け。
斜度が緩んで来ると藪扱きとなる。落ち着いてGPSでこの先の状況を
確認すると、海抜0mから登ったと言えど、ここで標高44mでしかない。
山頂までは途方もなく遠く、このまま藪漕ぎを続ければ陽が暮れてしまう。
何とか登山道を探さないと 標高245mの山で遭難してしまう。
踏み跡に見える所はあちこちにあったが、これらは獣道
なのかも知れない。踏み跡は必ず途中で消えてしまう。
振り返ると大展望だった。今日の山歩きでは一番の展望である。
樹木が邪魔しているが ”矢城ヶ鼻”も見えた。
やはりハイキングはこうで無くちゃ。この登山道は展望が殆ど無く、淡々と緩やかに登って行くだけ。
歩き易い所を右へ左へ藪扱きしていると、歩き始めて42分で登山道に出くわした。助かったぞー! 感無量である。
圓通寺から山頂までの道標が無いのは前回と同じだ。
1時間06分にてモノレールの走る圓通寺の境内に着く。
山頂への道標は無いが、大きな石仏の横から登山道に入って行く。
圓通寺の裏側の荒れた登山道を山頂に向かう。
目の前が山頂となっている。
1時間06分にて”観音山”(245m)の山頂広場に着く。
自分の大きなミスで30分も余分に掛かってしまった。猛反省。
山頂から西方向の浜坂漁港、矢城ヶ鼻を見るが、見通し悪く絵にはならなかった。
山頂には三角点も山頂表示も無いので、どこかの山歩きクラブの私設の看板で代用しておく。写真だけを撮って直ぐに下山する。
山頂から北方向の鬼門崎は樹木が茂り、殆ど見えない。'09年10月に登った時には既に葉っぱが枯れており、海岸線まで見えたものだった。
10丁目にある”吊り鐘”を通り過ぎる。
コイのぼり用のポールが立っている展望所から岸田川西側の山を見る。同じく見通し悪く絵にはなっていない。
ランニングでも下れそうな歩き易い参道が続く。
9丁目の”山門”を通り過ぎる。
参道は最後まで歩き易い道だった。
点々と石仏が立ち並ぶ参道。
下山33分にて相応峰寺の境内に出る。ここまでを下山時間にしておき遊歩道を駐車地へ戻る。
相応峰寺の前を通るのを敬遠すると田んぼの畦道を通ることになってしまった。本日2回目の道間違い。
遠くに白馬公園遊歩道を見ながら、田んぼの畦道を歩く。
その内、遊歩道と合流した。
遊歩道脇に咲いていた花を暇潰しに撮る。
遊歩道を16分歩き、駐車場に戻る。
奥のワンボックスの親父はまだ昼寝していた。
登山道から少し上側に石碑が立っていた。これを判っていれば道間違いはしなかっただが・・・
河口からの登山口を探すべく、再度河原を歩くと踏み跡を見付けた。登山口を示す表示は何も無いが、少し奥に石仏が見えた。
反省会  もう来ないと思うが、観音山の道間違いをはっきりさせておく。
'17年 兵庫県最北部の山行き
  牛ヶ峰山三成山 → 観音山 → 久斗山(時間切れ中止)
    標高差:245m
累積標高差:347m